スタートアップ企業がどのOfficeソフトを選ぶべきかについて考えてみた。
一般的に企業ではMicrosoft Officeを導入することが多いんだけど、近年その価格が高騰していて、小規模組織やスタートアップ企業にとって、本当にMicrosoft製品が必要なのかを考えたくなるもの。コストパフォーマンス的に最適なOfficeソフト選びが不可欠だ。
目次
とはいえ、Excelはどうしても必要
とにかくExcelのデータ処理速度は圧倒的。1万行以上のデータを処理する際の速度は、他の追随を許さない。圧巻だ。マクロ機能も非常に優れており業務効率化に大きく貢献する。
特に技術系の会社にとってはExcelは生命線と言っていいと思う。データ分析、集計、グラフ作成など、多岐にわたる業務を強力にサポートする。Excelなしでは技術系の会社の業務は成り立たないのでExcelは必須。
LibreOfficeはクソすぎ却下
Excelの代替としてLibreOfficeのCalcを紹介する記事をよく見かけるけど、これはアクセス数を稼ぐための誇張された記事だと思って良い。
データ処理速度はかなり低いしマクロ機能も酷いものでとにかく動作が遅い。
LibreOfficeは元々Excelの置き換えを狙って作られたみたいだけど、互換性ばかりに力を入れすぎて、肝心のデータ処理能力がおざなりになっているように思える。
LibreOfficeは最初から候補から外すのが賢明だ。業務効率を著しく低下させるだけのクソソフトだ。互換性があるように見えても、実際には細かい部分で問題が発生し、結局はExcelに戻らざるを得ない状況に陥る。
PowerPointはあったほうが良い
Excelほど必須ではないが、PowerPointは高機能で使いやすいのであった方が良い。
代替としてLibreOfficeのImpressがあるが、Calcほど酷くはないものの、図形機能が少し弱く、資料作成の生産性を考えるとPowerPointの方が優れている。
プレゼンテーション資料の作成において、PowerPointの洗練された機能は非常に強力で効率は良い。アニメーションやトランジションなど、表現力豊かな資料作成が可能だ。
Googleスライドは論外。機能が貧弱すぎてビジネスシーンでの利用にはとても耐えられない。
Microsoft Wordはクソすぎて論外
Microsoft Officeの中でWordだけは、許しがたいほど酷い。
多機能すぎてPCの処理速度が追いつかず、おかしな挙動になりやすい。ここまで多機能化する必要があったのか疑問だが、Excelの機能とのバランスを考えたのだろうか。
法務などの文書を扱う組織では、Wordレベルの機能が必要なのかもしれないが、それでもPCの能力を超えるレベルのてんこ盛り仕様は問題だ。技術系の会社では不要である。Wordの過剰な機能は、むしろ業務の妨げになることが多い。動作が重くストレスが溜まる。シンプルな文書作成には全く向いていない。
文書はGoogleドキュメントが比較的良い
それに対し、Googleドキュメントは機能的には低レベルだが、文書作成はこの程度で十分だと思う。
何よりサクサク文書が作れてストレスがほとんどない。動作が軽快で、起動も速い。シンプルなインターフェースで直感的に操作できる。
Googleアプリ全般に言えるが、共同編集機能も優れており、複数人で同時に編集作業を行う際に非常に便利だ。リアルタイムで編集内容が反映されるため、スムーズな連携が可能となる。
Googleドライブをうまく使いこなすのが鍵
Excelとまではいかないが、Googleスプレッドシートも割と使える。Google Apps Scriptというマクロ機能もあるので自動化が可能だ(ただし、VBAよりは速度が落ちる)。
社内でデータや文書の共有化というMicrosoft Officeにはない大きなメリットがある。Webアプリなのでどこにいても参照可能で、ファイルをメールで送るといった煩わしさはなくドライブ上で簡単に共有できるのは大きい。
Googleドライブの特徴を最大限発揮できるのは、社内規格や通達のような文書で、Googleドライブ上で作ってすぐに公開できる。
また、最近はGeminiとの連携が強化されてきて格段に使いやすくなっている。Googleドライブを中心に業務を組み立てることで、情報共有がスムーズになり、業務効率が飛躍的に向上する。クラウド上でファイルを管理するため、場所を選ばずにアクセスできるのも大きなメリットだ。
(おまけ)DropBox Paperをうまく併用する
あまり知られていないがDropBox Paperは割と使いやすく必要最小限の機能だけどサクサク作れるので、ちょっとした文書を作るのは優れている。
このあたりのアプリはDropBox Paper以外でも多くあるのであくまで一例なのだけど。
完全には置き換えるほどのものではないが、考えをまとめるドラフト的な役割を担うと思う。文書ソフトと併用してうまく使いこなすと良い。
DropBox Paperは、アイデアを素早く書き留めたり、簡単なメモを作成するのに最適だ。Markdown記法にも対応しており、見やすいドキュメントを簡単に作成できる。チームでの共同作業にも適しており、リアルタイムで編集内容が共有される。
スタートアップ企業にとって、Officeソフト選びは非常に重要。コスト、機能、使いやすさ、共有性など、様々な要素をよく考えて選んだ方が良い。たかがソフトだけどOffice系ソフトの選択をしくじると組織の生産性に直結するのでバカにできない。