本業とは別に、自分でサービスを立ち上げたいと考えることがある。アイデアや初期のやる気はあるものの、途中で手が止まり、そのまま頓挫してしまうケースが多いと感じている。
原因は意志の弱さというより環境にあると思っている。一人で進めていると外部からの刺激が少なく優先順位が下がりやすい。本業が忙しい日が続くと作業が後回しになり、その状態が常態化してしまう。
この問題に対しては、「誰かと並走する環境」を作ることが有効だと思っている。進捗を共有したり目標を宣言したりすることで一定の緊張感が生まれる。他の人が取り組んでいる状況が可視化されることで自分の行動も維持しやすくなるんじゃないかなと。
そのため、個人開発や副業に取り組む人が集まるコミュニティを作りたいと思い始めていてるのだが、ここで一つ悩みがある。既存のSNSを使うか、それとも独自サービスとして構築するかという点だ。
既存のSNSを使う場合、XやFacebookなどのプラットフォームを活用することになる。この方法のメリットは参加ハードルが低い点にある。新たにアカウントを作る必要がなく、すぐに参加できるため初期のユーザーを集めやすい。また、通知機能や投稿機能など、基本的な仕組みがすでに整っているため、運用コストも低く抑えられる。
一方で、既存SNSには制約もある。情報がタイムラインに流れてしまい継続的な記録としては扱いにくい場合がある。また、コミュニティ専用の機能を細かく設計することは難しく、運用の自由度には限界があると感じている。
これに対して、独自サービスを構築する場合は自由度が高い。進捗管理や目標設定、メンバー間の可視化など、継続を支援するための機能を最初から設計できる。コミュニティのコンセプトに最適化した環境を作れる点は大きなメリットだと思っている。
ただ、当然ながら開発コストがかかるし、サービスを作っただけでは人は集まらないため集客の課題もある。初期段階で人が少ないとコミュニティとしての価値が感じられず定着しにくいことが想定される。
このように考えると、どちらにも明確なメリットとデメリットがある。スピードと手軽さを重視するなら既存SNS、最適化と拡張性を重視するなら独自サービスという整理になる。
現時点ではまず既存SNSで小さく始め、その運用の中で課題を把握したうえで、必要に応じて独自サービスに移行するという段階的なアプローチが現実的ではないかと思う。
コミュニティの本質は仕組みよりも継続にあるので最初から完成度の高い環境を目指すよりも実際に人が動く状態を作ることを優先すべきだろうなと。
個人開発を続けるための方法として、「並走する場」を設計するという考え方は有効だと考えている。その具体的な形として、どの手段を選ぶかは引き続き検討していきたい。
