僕の自宅ではソフトバンク光を使ってネットワークを構築していますが、固定IPが必要になる場面もありますよね。今回は、ソフトバンク光で固定IPを取得する方法とその代替手段について、それぞれの費用感をまとめてみました。
目次
ソフトバンク光の「固定IPオプション」を利用する(法人向け)
ソフトバンク光では、固定IPアドレスを利用するためのオプションが存在しますが、これは個人向けの契約ではなく、法人向けのサービスとなります。そのため、個人契約から法人契約に変更する必要があります。
- 初期費用: 数千円(契約変更や工事手数料)
- 月額料金: 2,000円〜5,000円程度(契約プランに依存)
- 注意点: 法人契約になるため、個人契約よりもコストが高くなります。固定IPの数や契約内容によって料金が異なるため、詳細はソフトバンクの法人窓口に問い合わせるのが良いでしょう。
DDNS(Dynamic DNS)サービスを利用する(代替案)
もし、固定IPが必須でない場合、DDNSサービスを使う方法があります。これにより、動的IPでも固定のホスト名(例: yourname.dyndns.org)でアクセスできるようになります。
- 無料プラン: 無料でも利用可能。ただし、ホスト名の有効期限があり、30日ごとの手動更新が必要な場合があります。
- 例: No-IP(無料プラン)
- 有料プラン: 月額500円〜1,000円程度。手動更新が不要で、複数ホスト名やサブドメインも利用可能です。
- 例: Dynu Proプラン(月額500円)、No-IP Enhanced(月額600円)
VPNサービスを利用する(固定IPが使えるオプションあり)
VPNサービスを利用すれば、仮想的に固定IPアドレスが使えるようになります。リモートアクセスやセキュリティ強化の面でも便利です。
- 初期費用: なし
- 月額料金: 500円〜1,500円程度
- 例: NordVPN(月額600円〜800円)、ExpressVPN(月額1,200円〜1,500円)
- ポイント: VPNサービスによっては固定IPアドレスオプションが提供されていることもあります(追加料金が発生)。
ルーターのポートフォワーディング + DDNS
自宅のネットワーク機器にアクセスするための代替手段として、ルーターのポートフォワーディングとDDNSの併用も効果的です。これにより、グローバルIPが変動しても、同じホスト名でアクセスできます。
- 初期費用: なし(設定のみ)
- 月額費用: DDNSサービスの料金に依存
- 注意点: ルーターの設定には多少のネットワーク知識が必要です。設定が難しい場合は、有料サポートを利用することも検討できます。
費用のまとめ
方法 | 初期費用 | 月額費用 | 備考 |
ソフトバンク光固定IP (法人向け) | 数千円 | 2,000円〜5,000円 | 法人契約のみ対応 |
DDNS(無料プラン) | なし | 0円 | 手動更新が必要な場合あり |
DDNS(有料プラン) | なし | 500円〜1,000円 | 自動更新が可能 |
VPNサービス | なし | 500円〜1,500円 | 固定IPオプションも利用可 |
ルーター設定(DDNS併用) | なし | DDNS料金に準じる | 自分で設定が必要 |
まとめ
- 法人契約でも構わない場合は、ソフトバンク光の固定IPオプションを検討。
- コストを抑えたい場合は、DDNSやVPNを利用するのがおすすめ。
- 手軽に固定ホスト名でアクセスしたいなら、DDNSサービスとルーターのポートフォワーディングの組み合わせも有効です。
それぞれの方法にメリットとデメリットがありますので、目的に合わせて最適な選択肢を選んでみてください。