未経験エンジニアの能力と求める能力とにギャップが大きいことが問題なら間を埋めるアシスタント派遣が必要なんじゃないかな

以前、こんな記事書いたけどいまだSNSで未経験ITエンジニアの能力不足を嘆く企業の意見をよく見ますね。



IT業界にはエンジニア不足が課題だと。一方で未経験エンジニアが溢れているというのが他業界の技術者ら見て異様ですね。もちろん未経験エンジニアが会社で育てた途端に他社に転籍するなど離脱するというエンジニア側の問題もあるみたいですが。

まあ、これは無理もなくてプログラミングって標準化された技術なので会社を渡り歩いてもやっていけるわけです。ITではない技術(材料系とか機械系とか)というのは各社のノウハウがあってその会社の技術が必ずしも他社で使えるというわけではありません。その会社独自で設計した製造設備だったりするわけで。なので未経験を育ててもすぐに他社に転職することなく定着しやすい環境にあります。

ところがITは標準化しているが故にそうはならないわけで。どちらかというと環境的には法務や経理に近いかなと。

且つ、オンラインスクールの乱立で有象無象の未経験エンジニアが増殖してしまったので企業側も採用してよいものか頭をかかえてしまっているというのが今起きている問題かと思います。

要するに、今の未経験エンジニアの能力と企業が求める能力とにギャップが大きいことが問題なのでしょう。であれば、その間を埋める仕組みが必要なんじゃないかなと思います。

たぶん、未経験エンジニアを集めて「エンジニア」としてではなく、アシスタントとして派遣する会社(SES)が必要な気がしますね。もちろん低単価でしょうけどそこに一定期間勤められることが一種の振るいになるのではないかなと。

僕がもし今から心機一転未経験ITエンジニアとしてスタートするとしたら、いきなり一人前として立ち振る舞えと言われても困るし、低単価でも一定期間経験者に弟子入りしたいなと思いますね。数年それで働いてから独り立ちしたいなと思うので未経験エンジニア側にも需要あるんじゃないかなと思いますけどね。