Microsoft Officeに他社オフィスソフトが勝負を挑むならExcelじゃなくAccessだと思う


Microsoft Officeの競合と言ったら、だいたいGoogle WorkspaceかLibre Officeってところだけど、使ってみた人ならわかると思うけど、Microsoft Officeの足元にも及ばないんですよね。特にExcelには。


「Office 代替」ってググるとだいたい上の2つが紹介されるんだけど称賛記事ばかりです。でも実態はどれもポンコツで、特にExcelを使い倒しているビジネスの現場ではまったく使えるレベルじゃないんです。


だからこそ企業ではいつまで経ってもWindows一択だし、最近ネット記事に登場するChromebookなんて使い物になりません。Chromebookに関するネット上のブログ記事やYoutubeはほとんどコタツ記事で、たぶんアフィリエイト狙い。


ちなみに僕が書いたChromebookのdis記事はこちら。実際にChromebookのハイスペックマシンを所有していて、その実態を正直に書いた次第です。コタツ記事じゃございません。


僕は自宅ではLinux使っているけど、それは自宅でOfficeを使う機会がないからで、Officeを使わない環境だったらLinuxはコスパ最強です。Macでもいいけど高価ですからね。Linuxの欠点はプリインストールPCがないので導入の敷居が高いってこと。個人的にはそのハードルは超えられるので。


他のOfficeソフトではもはや埋めることができそうにないMicrosoft Officeとの大きな差ですが、1つだけ突破できる分野があるとすればデータベースソフトだと思っています。


Microsoft officeにもAccessというデータベースソフトはあります。小規模で使う分にはまあまあ使いやすいソフトです。Excelからもアクセスできるのし個人的には会社内のデータ管理はAccessを使うことが多いです。


ただ、データ量が多くなって数万行くらいになると絶望的に遅くなります。あくまで小規模利用が前提みたいですね。複数のユーザーからのアクセスも推奨していないとか。


データベースソフトなのに能力が中途半端なので、うっかり社内システムに使うと事故ります。とにかく遅くなるし最悪ファイルがクラッシュするんですよね。僕が作ったシステムももう限界だったので今は正規のDBサーバーに置き換え進めています。


DBサーバーは大規模に耐えられるし安定しているんだけど、社員のみんながみんな使えるわけじゃないので、Accessみたいにファイル単位で管理するものじゃないのでなお手軽感はありません。


なので、他のオフィスソフトがAccessみたいな手軽なソフトで、且つ大量データ+複数ユーザーに耐えられるデータベースソフトがあればかなり存在感が増すと思うんですよね。


Googleはサーバーサイドなので難しいと思うけど、LibreOfficeでがんばってくれないかなって思うんですよね。まずはデータベースソフト単体で世に出して認知されれば、他のオフィスソフトもユーザーが広がっていくと思ったりします。