Googleスプレッドシートで「名前付き範囲」機能を使って数式や入力規則で利用する方法



Googleスプレッドシートで「名前付き範囲」という機能があります。セル範囲を1つの変数でまとめるような機能で、これを賢く使うことで作業が楽になります。

例えば、以下のようなデータが入力されていたとします。この中でB列の範囲を「名前付き範囲」にしてみましょう。


名前付き範囲の設定方法


メニューから「データ」−「名前付き範囲」を選択します。




右サイドに設定画面が現れます。任意の名前(今回は「収益」としました)とデータ範囲を指定し、「完了」ボタンを押します。




以下のように表示されたら設定完了です。今後「収益」という名前を数式に使うことができるようになります。



名前付き範囲を数式で利用する

設定した名前は数式で使うことが出来ます。以下のようにsum関数内にセル範囲ではなく名前を使うことで、先程設定したセル範囲として認識してくれるわけです。



プルダウンメニューにセットする

それ以外の便利な使い方として、セル内のプルダウンメニューにも使うことが出来ます。

メニューから「データ」−「データの入力規則」を選択します。



セル範囲を指定する入力欄に「収益」を入力するだけで先程設定したセル範囲として認識してくれます。



以下の通りプルダウンメニューになりました。




名前付き範囲を使っていろいろ応用はできます。条件付き書式と組み合わせると面白いのですが、これは別の機会に紹介したいと思います。